神大現役生・OBのみなさんに、科目別のおすすめ勉強法を聞いています。まだ高1〜2であれば、良さそうと思うものを積極的に取り入れていってください。
高3になると、焦って新しい勉強法を取り入れるより、今までの延長で勉強した方が良い場合もあるので、慎重に検討しましょう。
文章のテーマと、解答に必要な要素をいかに正確・迅速に掴むかが大切。
現代文は文章量が多いので、早めに慣れておかないと後悔します。ただ早く読もうとしすぎると、大事なことを落とすこともあるので、段落ごとの趣旨や人物を簡単にメモしながら読み進めるようにしていました。それを繰り返すことで、メモしなくても頭の中で整理できるようになります。
すぐに点数が伸びるわけでも、すぐに成長を感じられるわけでもないので、根気が必要です。がんばりましょう!(2018年卒/国際人間科学部)
神戸大学の数学は、よく「標準的な問題」と言われますが、基礎がなっていないと、時間内に解き切ることすら難しかったです。
例年数Ⅲからの出題が多かったため、勉強の配分は数Ⅲに一番多く当てて、ひたすら演習を繰り返しました。
地味かもしれませんが「努力を裏切らない」のが神戸大学入試です!(2021年卒/国際人間科学部)
時間配分を体に覚えさせるために、高校3年に入ってからは1週間に一度は時間を計って過去問に挑みました。
第一段階は読むのが遅くて終わらず、次の段階は速く読むことだけに集中しすぎて正しく読み解けず…。それを繰り返していくことで、時間内にしっかりと解けるようになっていきました。(2021年卒/国際人間科学部)
自分が苦労したのは英作文です。時間が厳しいので、短い時間で、短くて濃い英文を書くために、書いたものを学校の先生に添削してもらったり、塾の先生に課題を確認したりと、地道に地力を伸ばしていきました。
自分ひとりで取り組んでいると見えない課題感を教えていただけるので、そこからグンと英作文のコツが掴めた気がします。(2020年入学/経済学部)
化学は例年傾向が似ているものの、複合問題も多いので、苦手分野がひとつでもあると、全体がボロボロになることもあると思います。
いかに苦手を潰すかを意識して対策をしていくことをおすすめします。
また、かなり演習をくり返したつもりでも、過去の入試問題に挑戦すると時間が足りなくなることも多かったです。時間をはかって本番さながらで解く練習をしたほうが、当日に焦らないかと思います。(2022年入学/工学部)
神大の小論文は、読解力と要約力が必要です。日頃から政治・社会に関する記事や書籍を読み、それを自分なりにノートにまとめていました。これは小論文だけではなく、神大入試の他の教科でも求められる力なので、面倒と思わずにやったほうがいいです!
小論文に求められる流れは「①意見・主張の提示、②理由・根拠、③まとめ」ということを把握すれば、ある程度の文章は書けます。
それでも、文字数内にまとめられなかったり、1,000文字求められる時は、逆にかさ増しするかのような無駄な言葉を足してしまったりするので、「文章を書く」練習は必要です。(2018年卒/法学部)
神大入試では、どの教科も難問・奇問は出題されにくく、基礎が重要視される出題がほとんど。
まずは教科書をもれなくマスターすることが合格の第一歩と言えます。
問題レベルは基礎ですが、問題内容を正しく読解したり、小問1と2のつながりを理解して解いていくことが求められたりする問題が多く、いかに文章を正しく・早く読み解けるかが、どんな教科でも必要なスキルです。
また、記述・論述問題が多いので、求められた文字数の中で要点をまとめる力も養う必要があります。
多いと国語で5,000文字の文章を読み解く必要があるので、そのくらいの文章を時間を決めて読む・要点をまとめるといった練習をしていきましょう。
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