2024年の出願率を見てみると、前期の平均倍率が3.2なのに対し後期は9.9。後期の倍率は前期の3倍以上になっています。2023年も後期日程は10.6もの倍率があり、毎年のように10倍ほどの倍率がある状態。後期募集人数が少ない学科は特に倍率の高さが著しく、20倍以上になる学科もあります。
全国に80以上ある国立大学の中でも、神戸大学のように後期入試がある学校は十数校程度しかありません。前期日程よりも後期日程の募集人数のほうが少なく、さらに東京大学・京都大学に落ちたレベルの高い受験生が集まることも多いため、倍率も難易度も高まります。
各学部の後期日程のボーダー得点とボーダー偏差値の目安を以下にまとめています。神戸大学のボーダー得点率は76%~88%、ボーダー偏差値は60~67.5です。ボーダーラインは合否の可能性が50%に分かれるラインのこと。ボーダー得点率はボーダーラインとなる共通テストの得点率、ボーダー偏差値はボーダーラインになる偏差値を示しています。
文学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
人文 | 84% | 67.5 |
法学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
法律 | 82% | - |
理学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
数学 | 83% | 65.0 |
物理 | 84% | 65.0 |
化学 | 83% | 65.0 |
生物 | 84% | 65.0 |
惑星 | 83% | 65.0 |
工学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
建築 | 85% | 62.5 |
市民工 | 81% | 62.5 |
電気電子工 | 84% | 65.0 |
機械工 | 84% | 65.0 |
応用化学 | 83% | 62.5 |
システム情報学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
システム情報 | 88% | 65.0 |
農学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
食料-生産環境工学 | 82% | 60.0 |
食料-食料環境経済学 | 83% | 62.5 |
資源-応用動物学 | 80% | 62.5 |
資源-応用植物学 | 83% | 60.0 |
生命-応用生命化学 | 82% | 60.0 |
生命-応用機能生物学 | 81% | 62.5 |
海洋政策科学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
海洋政策科学理系 | 78% | 60.0 |
医学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
保健-検査技術科学 | 76% | 62.5 |
保健-理学療法学 | 77% | 60.0 |
国際人間科学部
ボーダー得点率 | ボーダー偏差値 | |
---|---|---|
グローバル文化 | 82% | 60.0 |
発達コミュニティ | 82% | - |
環境共生(文科系) | 81% | - |
環境共生(理科系) | 80% | 62.5 |
子ども教育 | 81% | - |
前述した通り、後期試験は東京大学や京都大学などの他国立大学に落ちた受験生が流れてくるため前期試験に比べて倍率も難易度が上がります。近畿地方はもちろん、全国的にも広く名が知れている神戸大学。就職率や国家試験合格率も高く、国立大学としてのブランド力も申し分ありません。国立大学の後期試験は前期に比べて難易度が高まる傾向にありますが、人気の高い神戸大学ではその傾向が顕著にあらわれるでしょう。
はじめから神戸大学を第一志望に考えるのであれば、後期もあるからと油断せず前期合格を全力で目指すのが得策です。
神大突破会は、兵庫で40年の歴史を持つ大学予備校「創学ゼミ」が神戸大学突破のために設けた特設サイト。
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