読解自体は容易な内容が多く、実直に過去問を解いていれば、読解に困ることはないでしょう。点数を左右するのは記述力。
国語全体で、漢文に使える時間は20分程度と考えると、字数制限が設けられた記述問題を、いかに早く解けるかが重要になっていきます。
ある程度読解力がついたと思ったら、記述問題の演習を解いていくようにしましょう。
字数制限に対応できるようになるには、まず解答に必要な単語・要素だけをバラバラに書き出し、それをどう繋げていくか考えると、解答が導き出しやすいはず。
神戸大学では文系学部を中心に漢文が大問として出題されるため、学部ごとに配点や二次試験の比重が異なります。文学部人文学科では国語(現代文・古文・漢文)が350点満点のうち漢文が約120点を占め、語彙や句法の正確さが特に重視されます。法学部・経営学部などでは二次試験で国語が250点程度となり、全体の得点バランスを考えた解答戦略が求められます。共通テスト利用方式の場合は漢文を含む国語の配点が変動しやすいため、志望学部の配点比率を早めに確認して対策を調整しましょう。
個別学力検査の国語はすべてで100分の制限時間ですが、漢文は大問3として約20分から30分を見込んで解答します。漢文パートにかける時間は25分程度を目安に設問ごとに配分し、句法問題を素早く解き、書き下し文と口語訳には残り時間を充てるのが効率的です。
漢文大問3の配点は国語全体の約1/3を占めるため、目標得点率は70%以上を狙いましょう。特に句法・語句問題は満点を取りやすいパートなので、ここで確実に得点することで大問3全体の底上げにつながります。
神戸大学の漢文は共通テストよりも記述量が多く、返り点・再読文字の該当箇所を示す問題や、本文理解を問う自由記述が必ず含まれます。設問ごとに「句法」「語句説明」「書き下し文作成」「口語訳・内容説明」がバランスよく配置され、標準~やや応用レベルの問題設定が見られます。特に記述問題では字数制限が80~120字程度と厳しめなので、要点を絞って簡潔にまとめる技術が求められます。
出題文章は漢詩の一節や儒家・道家の思想文が中心で、諸子百家や漢詩の背景知識があると読解がスムーズになります。句法では返り点や再読文字が多用され、語句説明では多義語や古代中国語特有の表現が問われるため、文法知識と語彙力を同時に鍛える必要があります。
教科書や基礎問題集で返り点の種類と句法パターンをひとつずつ確認し、例文を音読・筆写して知識の定着を図ります。この期間にはAnkiなどのフラッシュカードアプリを使い、再読文字や重要語彙を毎日20分程度で反復復習する習慣をつくりましょう。
夏休みを利用して過去問や演習書(例:「ステップアップノート漢文」「句形とキーワード」)で大問形式の演習を繰り返します。書き下し文作成から口語訳、内容説明まで一連の流れを時間を計って実践し、解答後にはチェックリストで必ず自己添削します。
神戸大学過去5年分を時間を測って解き直し、苦手分野を明確化します。模試の漢文問題や他大学の記述問題も併用し、記述量の多い設問への耐性を養いましょう。
模試や演習書のチェック模試形式で実践力を確認しつつ、記述の論理展開や字数調整の精度を高めます。試験直前には直近の過去問を再度解き、「返り点のミス」「誤字脱字」に特化した最終確認を行いましょう。
漢文の基本は返り点と句法です。どの返り点を使うかで書き下し文の構造が変わるため、文章を目で追いながら瞬時に返り点を特定する訓練を重ねる必要があります。
再読文字や多義語、古代中国語特有の表現を幅広く覚えましょう。フラッシュカードや語彙テスト形式のアプリを活用し、定期的に復習して知識を定着させることが得点安定につながります。
口語訳・内容説明では限られた文字数で要点をまとめる技術が必要です。「主語・述語・目的語」を整理してから書き始める習慣をつけ、実際に字数をカウントしながら演習することで本番対応力がアップします。
諸子百家や漢詩の歴史的背景を押さえておくと、設問の意図を深く読み解けます。特に儒家・道家の基本思想を理解しておくと、本文中のキーワードが示す論理構造を正確に捉えられるようになります。
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