夏期講習は、塾や予備校で夏の一定期間に開催される特別講座のことです。夏期講習を受講する目的としては、1学期に学んだ内容の総復習や2学期以降に学ぶ内容の先取り学習、苦手科目の克服、入試に向けた問題演習などがあり。夏期講習のカリキュラムの内容は塾や予備校によって異なるほか、学年やコースによっても変わってきます。自分のニーズに合った夏期講習かどうかを見極めることが、受験において大切な時期となる夏休みを有意義なものにできるかが決まります。
夏期講習が開催される時期は塾や予備校にもよりますが、以下のいずれかの日程で行われるのが一般的です。
夏期講習の申し込みは、早いところだと6月上旬から開始されます。定員に達すると締め切られてしまう場合もあるほか、塾や予備校によっては先着順で受講料が割引になるキャンペーンを開催しているところもあるので、早めに申し込むようにしましょう。
大学受験を制するには、足を引っ張る科目をできるだけなくし、合格の可能性を高めることが重要です。夏期講習によっては科目ごとに講座が細かく設定されている場合もあり、自分の苦手科目やレベルに合った講座を受講することが可能。個別指導の塾であればオリジナルのカリキュラムを作成してもらえるため、苦手科目の克服に集中して取り組めます。
復習に重点を置いたコースや講座を受講すれば、これまで学んだ内容を効率的に総復習できます。高校の学習項目は中学に比べてレベルが高く、進度も速いため、理解が不十分な箇所もあるはず。基礎がしっかりしていないと受験勉強で伸び悩む原因にもなるので、効率的に復習できるのは受験生にとって大きなメリットと言えるでしょう。
夏期講習のなかには、志望校に特化した講座を行っているところもあります。そういった講座は、過去の入試問題を徹底分析したうえで、最新の出題傾向に合ったカリキュラムが設定されているのが特徴。やみくもに問題を解くのではなく、志望校に合わせて効率的に受験勉強を進めることができます。
夏休みは学校の授業がないため、自ら意識的に勉強に取り組む必要があります。夏期講習であれば勉強する環境をつくりだせるので、夏休みに入ったことで学習習慣が途切れる心配はありません。また、夏期講習に毎日通うことで学習習慣を形成でき、長時間の勉強に耐えられるようになるのもポイントです。
大学入試では志望校や学部によって出題される内容が大きく異なるため、志望校の入試傾向や特性に合った講義を受けられるかどうかは重要なポイントです。そのため、夏期講習を選ぶ際は、志望校の合格実績や入試情報が豊富かどうかを確認しましょう。塾や予備校によってはホームページで合格実績を公開しており、さらに問い合わせることで教えてもらえることもあります。
夏期講習によって受講できるカリキュラムの内容が変わってくるので、自分のニーズに合っているかどうかもチェックしましょう。そのためにも、まずは夏期講習を受講する目的をはっきりとさせておく必要があります。「苦手な科目を克服したい」「志望校に特化した受験対策がしたい」など目的を明確にすることで、自分のニーズに合ったカリキュラムかどうかを判断しやすくなります。
夏期講習には学校の成績アップを重視した基礎・標準レベルのものもあれば、難関大学への合格を目指すハイレベルな講義を展開しているところもあります。夏期講習で最大限の成果を得るには、現在の学力に合った講座を選ぶようにしましょう。学力を上げるために高いレベルの講座を選びたくなりますが、自分の学力レベルに合っていないと講義の内容を理解できず、受験へのモチベーションが低下してしまうことも。現在のレベルに合った講座を受講し、着実にレベルアップを図っていくことが大切です。
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