神戸大学の追加合格は、「欠員補充」という名称で募集要項に記載されており、合格辞退者が多く出た場合に追加合格の連絡があります。つまり、神戸大学でも追加合格の可能性はありますが、正規合格者の中に辞退者が1人もいない場合、追加合格者は0人となります。
2023年の場合、追加合格の通知がきたのは3月28日から3月31日の間でした。そのため、2024年も追加合格の連絡は3月の末頃と考えられます。ただ、入学手続きの時期とかさなるため、追加合格が通知されたらすぐに入学手続きに入らなくてはなりません。
もし連絡がきたら入学か辞退かをすぐに答えれるように、追加合格が来た際の対応を前もって親と話し合っておきましょう。
神戸大学の追加合格は、電話で連絡がきます。入学の意思確認は本人に対して行われるので、追加合格の通知期間はいつでも電話をとれるようにしておきましょう。
なお、電話は出願時に登録した電話番号にかかってきます。自宅の電話よりも持ち歩けるスマホの番号を登録しておくのがおすすめです。念のため、非通知設定も解除しておきましょう。
神戸大学は、全国的にみても偏差値の高い難関の国立大学です。人気を考えると、追加合格の可能性は高くありません。ただ、学科によって偏差値に差があり、偏差値の高い学科よりも低い学科を受験した場合、追加合格の可能性はあると考えられます。
追加合格の日程はチェックしておき、当日は電話に出られる環境を整えておきましょう。
追加合格とは、一度は不合格になったものの、正規合格者が合格を辞退したときに順位が繰り上がって合格になることです。そのため「繰り上げ合格」とも呼ばれますし、神戸大学の場合は「欠員補充」という名称になっています。
正規合格は試験で点数を取れた人が受ける連絡ですから、正規合格者の中に欠員が出た時にだけ追加合格が発生します。また、正規合格者が辞退したあとに追加合格の有無が決まるため、通知時期も異なります。
補欠合格とは、不合格者のうち「合格の可能性がある」と通知を受けた人のことで、追加合格とは異なります。不合格通知に「補欠合格者に該当する」「補欠合格者の何番目である」と順位が記載されている場合もあります。大学によっては、不合格通知で補欠合格について知らせず、時期が来てはじめて追加合格の連絡をするところもあるため注意が必要です。
国公立大学は私立大学に比べて追加合格が少なく、ゼロという場合もあります。国立大学の場合、正規合格者の欠員が確定してから追加合格者に連絡が入るため、タイミングは3月下旬とかなり遅い時期です。
例えば、B大学に進学すると決めて追加合格の発表日以前にBの入学手続きを進めていた場合、追加合格が来たA大学に変更しても、B大学の入学金などの費用は返ってきません。また、離れた地域に大学がある場合、急いで引っ越しの手配などが必要となる場合もあります。
私立大学は、国公立大学に比べると追加合格が出る可能性は高いと言えます。私立大学の場合、国立大と併願している受験生が多く、他大学に受かった人が国公立大学への進学や他の私大への進学を決めることが多いためです。
また、近年、私立大学では定員が厳格化されており、繰り上げ合格者が増加傾向にあります。そのため、私大では正規合格者の発表と同時に補欠合格者の発表も行われるケースが多く見られます。