高2から神戸大学合格を目指す場合、まずは現在の基礎学力や苦手教科を把握しましょう。苦手な教科に対して、やるべきポイントを押さえて効率的に勉強を進めることが大切です。
文系の学科を受験する場合、国語・英語の苦手なポイントを見直してください。単に英語が苦手といっても、英単語を覚えていないのか、英文法をわかっていないのかで対策は異なります。国語の場合は、なるべく文章に触れる機会を増やしましょう。
日本史・世界史・公民といった社会系教科についても、今のうちから得意教科にしておくと強みになります。
また、最近の大学入試の傾向として、語彙力や資料を読み解く力が重要視されています。SNSで短い文章や簡単な動画・画像説明に慣れている分、長い文章や難しい資料を読み解く力が試されているようです。
なお国公立である神戸大学を受験する場合には文系学科であっても数学の基礎的な学力は求められます。平均点以上の点数を安定してとれるようにしましょう。
理系の学科を受験する場合、数学や理系教科についての苦手なポイントを見直しましょう。数学であれば、関数・微積分・数列といった章ごとの演習問題を解くことで、公式や定理の理解度を確認できます。
また五教科に含まれる国語と英語についても自分の傾向を把握しましょう。理系学科を志望しているといっても、文系科目でつまずいてしまうと大きな点数ロスにつながります。国語・英語に苦手意識がある場合には、早めに対策を考えなければなりません。
文系でも理系でも難問を解く力はそれほど必要ではありません。基礎や土台を固めることが重要です。ただ、問題を正しく理解するためには読解力が欠かせません。そのため、国語力を鍛えることで、全体の点数アップにつながることもあります。
高2時点であれば、平日は平均して2~3時間は勉強時間を確保したいところです。受験まで1年以上あると油断せず、高3までに苦手教科を無くす意気込みで基礎的な見直しを行いましょう。
平日よりもスケジュールを立てやすい休日には、1日あたり6時間は勉強時間を確保したいところです。夏休みや冬休みといった長期休暇中は、学校の課題をこなしつつ1日5時間以上の勉強を心がけましょう。
休日の勉強のポイントは「2時間勉強したら20分休憩する」など自分なりのルールを決めること。つい気の緩みがちな休日でも、メリハリのある勉強スタイルを徹底しましょう。
受験が目前に迫った高3の時期になって、基礎学力の不足に慌てるのは避けたいものです。高2から神戸大学への合格を目指すなら、現時点での苦手教科を減らすことを意識して勉強に取り組みましょう。
しかし苦手な教科は「何が分からないのか分からない」といった悩みを抱くことが多く、一人で解決することは難しいうえに時間もかかります。そんな時は予備校やプロの講師を頼ることも選択肢のひとつ。神戸大学の入試対策を熟知している講師陣が、苦手教科への向き合い方を一緒に考えてくれることでしょう。